2023年01月01日

前記

こちらはネットゲーム『英雄クロニクル』の非公式ファンサイトです。
基本的にサクセス鯖・mixi鯖で活動させていただいています。

こちらに記載されている記事・イラスト・その他は基本的に、
管理人『裳本 都桃』の個人的な作品やいただきものであり、
(株)サクセスの公式なものではありません。
(ゲーム内スクリーンショットなどはその限りではありません)

同ゲームプレイヤー様、関連サイト様のみ、リンク・トラックバックはご自由に。
画像・文章の無断転載や、許可のない加工等は厳禁です。


ざっくりとした部隊紹介(12期)

《サクセス鯖》
九支納一家 236k /第10期オーラム所属
・九支納 希鈴:回復系ツンデレナスビ。一応お偉いさん。
・七瀬雛 りくる:範囲系魔法使い。一つ目人参。黒い。
・千々 :弓使いくのいち。あほっこ方言少女。おっぱい要員。
・遊雅=Lindenbaum:羽根付きギャル男精霊。とりにく。
・青漣:9期部隊長。ハイテンション青魚。今は輸送隊を率いてます。

《mixi鯖》
DOG DAYS 1dh8 /第12期ヴァルトリエ所属
・ジュール・シャイターン:砲撃で戦うぷるぷる犬っこ。
・クルル(クローデル・ルイス・ヴェルメール):お嬢様その1。回復鳩っ娘。
・リン(リンネ・ベルアウム):お嬢様その2。高飛車ゴス女医。
・リュエル・アリシア:ジュールの養母。一行の世話役ママン。

ゲーム内レベリングよりは掲示板における活動が中心になりそうです。
慣れてきたら絵師活動もしてみたいなと思っています。
・・・致命的な遅筆が治ったらっ(汗)。

※ゲーム内の人間関係に従い、異性あるいは同性同士の、
恋愛・性的描写がある場合があります。ご注意下さい。
posted by 裳本 都桃 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月31日

足跡

リュエル・ウェイトレス今期終了480.jpg

今までの英クロ内での足跡。

以下
posted by 裳本 都桃 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月03日

英雄クロニクル用 RP方向性リスト(フリー配布)

英雄クロニクル内で流行っているRP嗜好チェッカーをよく薦められるのですが、
私はわりと注文がうるさい人なので『○か×か』では答えられないことが多いのです。
なので自分用に、段階評価・注釈欄付きのものを、作ってみました。
あくまで自分用に作ったものなのですが、使いたいというお声をいただきましたので、
テンプレート配布致します。

N鯖での仕様を想定して2枚作ってありますがS・M鯖での使用でしたら、
1枚目(オレンジの方)だけで事足りると思います。
この画面ではサムネイル表示になっていると思いますので、
画像を二回クリックの上で元絵を出してダウンロードして下さい。
(画質もそのほうが鮮明です)

【カラフル】
RP方向性リストA640.jpg

RP方向性リストB640.jpg


【ダーク】
RP方向性リストモノクロ.jpg

RP方向性リストBモノクロ.jpg


【4倍拡大(細かい書き込み用)】
RP方向性リストA1280.jpg

RP方向性リストB1280.jpg


フリー素材ですので著作者表記などは要りません。
それではおちつかないという方はS鯖・236k/M鯖・1dh8/N鯖・10hf
あるいは【裳本都桃】名義でお願いします。
このページへのリンク、画像へのリンクなども許可致します。

英雄クロニクル用と表記しましたが、他ゲームや他用途の使用も問題ありません。
またアレンジ・改変なども全て許可と致します。
(というか元々、自分のために作っただけの、ものですので…!)

◆◆◆ 使用例 ◆◆◆
記入の一例です。
こうしないといけないというものではないので、実際使われるときはご自由な書式でどうぞ!
RP方向性リスト・ネス1自由記入欄.jpg

RP方向性リスト・ネス2自由記入欄.jpg

posted by 裳本 都桃 at 03:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月10日

【人物設定/サクセス鯖】千々(ちぢ)【久支納一家】

女の敵カットイン.gif


 「ようこそいらっしゃいましたぁー!!
  でもわっちここで、あんたはん足止めせなならんき。
  なんや淋しいなぁ」

 「えっと確か遠くに当てるときはー、
  上方めがけて放物線計算してー・・・。
  わぁん、難しいことようわからんき! 撃つぅ!!」

 「えへへ、わっち頑張ったやろ? 頑張ったやろ??
  ナデナデしてぇ〜♪(頭を擦り付け)」


●キャラクターデータ(12期時点)

登録名:千々
通り名:半妖くのいち
属性:地
所属部隊:久支納一家 236k
所属国家:オーラム共和王国 所属ギルド:古いお屋敷

キャラクター説明:
半妖の里のくのいち少女。自称15歳の実際は13歳。
能力といい体型といい壁要素はないが種族はぬり壁。
『草』として幼少期より全国を渡ってきた影響か、
妙に入り混じった方言で喋る。

キャラタグ:
  奥義/貫通/不死 くのいち あほのこ 半妖(ぬり壁)

かなみんすとらっぷ.jpg


 ↑ かなみん様よりストラップバージョン☆以下
posted by 裳本 都桃 at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月18日

【新人さん向け】まずはAUCってゲームを理解しよう【ぷち攻略!】

とりあえず、実用的なお話に入る前に。
このゲームってどんなものなの? というところについてを、
はっきりさせておきますね。
何をするためのゲームなのかわからないや、という方もいらっしゃるでしょうし、
多少なりと誤解されている(夢を見ていると言い換えることも出来ます)方も、
多いのではないかと存じます。

 真実を突きつけられて愕然とする。
posted by 裳本 都桃 at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月26日

【12期人物設定/サクセス鯖】九支納 希鈴【久支納一家/メインキャラ】

希鈴データ480.jpg


●キャラクターデータ
登録名:希鈴
通り名:導く銀鈴
属性:光
最終階級:なし
所属部隊:久支納一家 236k
所属国家:オーラム共和王国 所属ギルド:もふもふオアシス→古いお屋敷

キャラクター説明:
半妖の里の頭領。矜持は高いが根は気弱。
蘇生・トークン・白魔法・再行動(好)の支援型、
白魔法(回/増)は半分の確率で連撃を出します。
臆病(味方依存)なので味方に隣接させて下さい。

キャラタグ:
 再動/回復/増加 障害トークン 癒されない癒し系 半妖の里の頭領以下
posted by 裳本 都桃 at 05:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月06日

13期M鯖OP案続き



「餞別です」

学生寮代わりに住んでいたアパートの家主でもある治癒術士が、
その特徴的な濃紺の長い髪を揺らし、鈴の音を鳴らしながら手渡した護符が、
2つ。

「これは…?」
「我が里に古くから伝わる戦守りです。
戦に最適な状態に体を調整する魔力が込められているため、
着けている間は肉体の年齢が一番活力のある年頃に調整され、
また病や怪我などの苦痛も和らげられます」
「活力のある年頃…?」
「女性の場合は体が生殖向けに成長する直前の十代半ば、
男性の場合は体力も体格も成長しきった二十歳ほどでしょうね。
個人差はあるでしょうが…」
「へぇ…」

ライルは掌の中の護符を眺めた。
小さな木の札に何か文字が書かれ、赤い紐を巻いた和紙で包んでいる。

「共に戦うご友人がいるようですから、二つ作ってみました」
「ノデの分も!? ありがとうございます!!」
「ちなみに若くて健康とはいえ、本来のリミットを振り切らせる訳ですから、
決して体にいい術ではありません。
それこそ永の生命を誇る一族でない限り、寿命を削る可能性もあります」
「そう…なんですか?」

こくりと頷き。

「元は、戦場で死ぬことを目的とした一族が、痛みや苦しみを忘れるために、
編み出した術法です。
私達の先祖の…、束縛の歴史でも…あります」
「……」



「若くて健康でも…、寿命を削る可能性が…か」

自分の手首にも巻いている、小さな護符を見つめ。

「でもね、ノデ。悪いけど僕は…、ワーズさんの意見に賛成だよ…。
勇者の誇りは、そりゃあ、あるんだろうさ。
…けど、誇りや意地で先立たれて、…恩も返せないまま…会えなくなるのは…」

真っ暗なままの部屋で。月灯りだけを頼りに姿見の前に立つ。

「姉さん…。僕は復讐なんか、どうでもいいから。
もっともっと姉さんの側にいたかった。姉さんを幸せにしてあげたかったよ…」

そして、ふらふらと、クローゼットの、扉を開ける。



昼の一件以来、ライルもノデも何だか忙しそうに立ち働いていて、
ルビィは完全に放置状態となっていた。
ジュールもなんやかんやで手伝いに走り回り。
怪我人どころか病人の看病さえしたことのないルビィだけが、
まったく蚊帳の外で完全放置されていた。

「そりゃぁ、無理矢理ねじ込んで同行したよぅなモンだけどォ、
女の子を退屈させるとかひどくね!?」

憤慨してずかずかと宿屋の廊下を歩く。

「この辺りだったかな、男子組が借りた部屋。
こうなったらベッドの1つでも、占領してぁげなきゃ気が済まなぃし!!」

記入中の宿帳を覗いた時の記憶を頼りに、ここかと思った部屋の扉に耳を付ける。
…と。

『…ライル。しっかりしなさい、男の子が泣かないの。
私は精一杯生きたわ。そして、貴方が元気に育ってくれたことが、その結果。
これってすごく幸せなことなのよ?
だから、イルレさんの気持ちも、尊重してあげて。
大丈夫よ。ワーズさんって方はきっと、彼女を守るため強くなるわ。
それにノデ君もいるでしょう? 
信じなさい、彼らがきっと全力で、あの女性を守るわ。…勿論、貴方もよ?』
『うん…そうだね。信じなきゃ、ノデの力を。ワーズさんの力もね…』

「…え? ライル? と、…女の人が、喋ってる??」

少々ハスキーな気はするが、息遣いやアクセントは女性のものだ。

『……おいで。いつもの、してあげるわ』
『えっ。…やだ、もう子供じゃないし、…恥ずかしいよ…』
『ふふっ。子供とか大人とか関係ないの。
貴方はいつまでも私の、小さなライルなんだから』

「Σぇええええっ!? は、恥ずかしぃことって、な、何っ!!?」

強い興味はノデに移ったとはいえ、未だルビィにとってはライルも、
憎からず思っている相手であることに変わりはなかった。
そんな少年が年上(だと思われる)女性に弄ばれようとしているとしたら、
少女としては見過ごす訳には行かない。

「ちょ、ちょちょちょーっと、ストップー!!
ちょ、調査旅行…で、不純異性交遊とか、ぁ、ぁ、ぁりぇなぃしー!」

ばたぁん、と派手に開いた扉に驚き、振り向く『女』。
その顔を見た瞬間、ルビィの口から放たれた、黄色い悲鳴---。



「な、何っ!? 何かあったの!!?」

いち早く飛んで来たのは、護衛として雇われているだけあって、
フットワークの早いノデ。
次にジュールがルビィと扉の間に入り込んで中を覗く。
最後にのそのそとやって来たのは、目付きの悪い黒衣の男・ワーズだった。

「何って…、ラ、ラ、…ライル、がっ…!」
「えー? …あー。…ああ…、アレかぁ…」
「はわぁー。またされてたんですかぁ…」
「何だ何だ? ん? …メイド…??」
「アレって…またって!? 前からああなの…!!?」

混乱しきったルビィの差した指の先には。
メイド服に身を包んだライルが、姿見に張り付き、扉の外に集まる面々を見ていた。

「また、リスティさんに、『会って』たの?」

ノデが呆れたように問えば。

「あはは…うん。…心が迷った時はこうしたら落ち着くんだ」

メイド姿のままライルが笑った。

「ど、ど、どういうことよぉ!?」
「そっかぁ、ルビィさんは見たことないんだ。女子寮ですもんね。
僕も初めて見た時は、ちょっと驚いちゃったし…」
「あぁ、そうだっけ。説明した方がいい…よねぇ。
ええとつまりね、ルビィ。なんだろう、こんなことを女の子に話すのは、
ちょっと躊躇っちゃうんだけど…」

ライルは幼いころに両親を亡くし、それからは姉の手1つで育てられて来た。
その姉も彼を養うために奉公に出ており、殆ど離れた状態で暮らしてはいたが、
それでもたまの帰省の時はとても優しかった。

母親譲りの銀髪に淡い緑の瞳。繊細にして人形じみた美貌が瓜二つの姉弟。
離れた時は鏡に映った自分を姉に見立て、日々の報告や思いを語っていた。
そして姉が亡くなり…、その形見であった制服…メイドの服を渡された時から、
彼はそれに袖を通すようになり…。

「でもね、もうそろそろ限界だなって、わかってはいるんだよ。
この服もさすがに背中が締まり辛くなって来たし。
15歳の今の僕が多分一番、あの日の…17歳の頃の姉さんに似ているけど、
この先どんどん変わっていくことも…、多分、姉さんと同じ17歳になった頃には、
全く似ない容姿になってるだろうことも分かってるんだ」

じっと鏡を見つめ。

「…旅行の間くらい、我慢すればいいのにね。
でも、こうして姉さんと会える、最後の時期だって思うとさ。
勿体無くて…、つい…」

困ったような微笑みはまさに、薄命に生を散らした、儚い少女メイドのようで。

「僕だって、もしかあさんを失ってしまったら。
そして僕がかあさんに似てたら、そうしちゃってるかも…だし…」
「うん。子供の時は死んだ人にいつまでも囚われてるって思って、
どうにかしてやめさせられないかって思ってたけど。
ライルが自分でわかってて、お別れの準備としてやってるなら、俺はいいと思う」
「んー? よくわからねぇけど、俺もいいと思うぞ。
新規臭ェ学生服より、そっちの方が見てて楽しいしな。
ま…女として見るには、ちっと胸元が淋しいんで、無理はあるがなぁ」

特に問題視していない男性陣の背後からひょこっとイルレも覗き込み、
「似合ってるならいいんじゃない?」とけらけらと笑った。

「え…本当ですか!? じゃあ、もうあと残り少ない間だと思いますが、
姉さんと一緒にいて…いいですか!!?
学校では基本的に、制服を着ていないといけなかったから…」
「って! ちょ、ちょっと待ってライル!
それって…普段からその格好で、生活するってこと…!?」
「え? 駄目?」

何を当然のことをとばかりに、きょとんとライルに首を傾げられ、
ルビィは視界が暗くなるのを自覚した。

「なんでみんな、すんなり認めちゃってる訳ェ〜〜〜!?(倒)」
posted by 裳本 都桃 at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月02日

13期M鯖OP案

「地図によるとここが≪黄昏の領域≫。黄金の門が出現されると言われている、
地下迷宮郡だよ。迷ったり足を滑らさないよう気を付けてね。
調査するのはここを通って、マッカ側に流れた人たちの、詳細だっけ?」
「うん。調査員は各国に派遣されるけど、僕たちが受け持つのはそこだね」

勇者修行中という身の上のせいか。
旅慣れた風情のノデの鮮やかな赤毛が、風に揺れるのを見ながら、
僕らはついて行く。

今年、学校に入ってきたばかりの獣人のジュールが一番後ろについて、
時折耳を澄ましたりキョロキョロしたりしている。
こういうのを『しんがり』って言うんだって。

彼はまだ11歳では僕たちよりも随分小さいけれど、
元兵士のお母さんと一緒に傭兵として過ごしてきた時間が長く頼もしいし、
犬の獣人らしく感覚も鋭い。

「あれ…、かな…?」

迷宮郡を少し進んだあたりでノデが足を止めた。
指差す先には…。



「ライル! マッカのフィールドワーク志望したってマジぃ!?」

派手にセットしたピンクブロンドを揺らし、同級生のルビィが甲高い声で叫ぶ。

「うん。新しく同室になった子が地の利に詳しいって言うから、
興味もあったしやって見るか、って」
「それパなくねぇ!? 野蛮な部族民が、年中戦争してるってぃうじゃん!」
「ルームメイト曰く、都市部は比較的安全だし、先住民族も友好的みたいだよ」

同室の少年から聞き齧った情報で反論してはみるものの。
どうにも納得出来ないようでルビィが口を尖らす。

「ルームメイトって、あのジュールって子? 犬の耳と尻尾がある…」
「うん。魔法のことなんて何も知らないのに、
お母さんの趣味でこの学校に入れられちゃったらしくて」
「……。獣人にゎ野蛮なくらぃの国の方が似合ぅだろぉけどォ」
「ルビィ」

ライルが静かに制止の声を飛ばす。

「今の言い方は下品だと思うな。
君は学園長の娘なんだし、そういう部分には気を使った方が、
令嬢らしくて魅力的だと思う」
「っ…」

想う相手に魅力的だと言われては、彼女もそれ以上の反論は出来なかった。
わかったわよと頷き。

「でも、マッカって遠ぃし、暑ぃよー?」
「うん…。大変な旅になるとは思ってる。
でもだからこそ乗り越えたら、強くなれるんじゃないかなって、思うんだ」

分厚い眼鏡の奥の、決意に満ちた翡翠の瞳に、ルビィは大きくため息をつく。

「ほんと見た目に似合わず頑固だよね。それも…ノリ? とかって子のため??」
「ノデだよ。僕は、あの子の側にいられる男になるために、強くなるんだ」
「ふーん、妬けるぅー」

いつも眼鏡で顔を隠してはいるが、並の女性よりよほど綺麗なこの少年に、
ここまで思われる相手はどんな娘なんだろう。
ルビィは穏やかでないものを感じながら勢い良く席を立ち。

「ぁたし! ちょっとパパにぉねだりしてくる!!」

それで、このルビィという少女との会話は、終わった筈だった。



決して長身ではないものの、童顔の中にも精悍さを持つ、少年を目の当たりにし。
ルビィの頬が紅潮したのはライルの予想通りであった。

「ええ〜っ!! 貴方がノデさんなんですかぁ!? 女の子とばかり思ってたぁ〜。
想像してたよりィケメンだしぃ〜」
「え? いや、えっと、そんなことは多分…、ないけど…」
「きゃぁん、ワィルドに見ぇるのに、中身ゎ奥ゆかしくて紳士なんですねぇ☆」

ぼさぼさの赤毛頭を掻きながら照れる少年に対し、
少女は完全に猫かぶりブリっ子モードになっていた。

「ぁのォぁたしぃ、シルヴィアってゅーんですけどぉ、
この出会ぃってチョー運命的だと思ぃません〜?」
「え? あぁ、うん…そうなの、…かな。えっとシルヴィアさん…」
「ぁっ、ルビィって呼んで下さぁぃ、みたいなぁ〜?」

ルビィの勢いに圧されてノデがライルに耳打ちする。

「なんかすごい子だね。宗教か何かの勧誘?」
「気にしないで。多分次にめぼしい男の人が、現れるまでのことだから」
「ふ、ふぅん…?」

寮を後にしたライル達の前に現れたのは旅装を整えたルビィであった。
そしてその手には学園長からの命令書。
…ライルとジュールの調査旅行にルビィも加えろというもの。
ドヤ顔で胸を張るルビィを前に、ライルは大きくため息をついて、
ジュールはおどおどと両者の顔を見上げていた。

「僕が好きでついて来たんだけど、今はノデを気に入ったようだね」
「えっえっ…、ええっ!?」

異性から好意を寄せられることに不慣れなノデは、その赤い髪よりさらに赤く頬を染めるが。

「喜んだり期待したりしない方がいいよ、ルビィはその…死ぬほど…。
惚れっぽいんだ…」

彼女とは入学以来三年の付き合いになるライルが遠い目をして親友の肩を叩く。
三年の間、彼女が起こした恋愛騒動を、どれだけ見てきただろう。

「それよりごめんね、護衛なんか頼んじゃって。ノデも修業中で忙しいだろうに」
「いいよ! だってちゃんと学園を通して、勇者への依頼として頼んでくれただろ?
だからこれも修業の一環ってことになるのさ」

ルビィを同行させるに当たって、腕利きの護衛を雇うことを、学園側から許可された。
そのための経費はきっちりと、学園の方から払われるらしい。
まぁその『依頼料』は、彼の師匠である先代勇者の懐に、入る訳だが。

「うん…じゃあ、まず調査するのはこの地図にある、≪黄昏の領域≫ってとこなんだ。
土地はオーラムになるのかな、そこからマッカに流れた人たちの追跡調査をするのが、
僕たちの任務になる」
「地図? 見せて…、……うん、大体わかった。案内するよ!」

頼もしく胸板を叩くノデの様子を見て、瞳を潤ませているルビィの耳に、
ライルはこそっと囁いた。

「言っとくけど、ノデは駄目だからね。僕のだから」
「えっ」

ルビィが我に帰り振り向いた時には、もうライルはノデの隣にぴったりと着き、
視線の先には小柄な獣人・ジュールが歩いているだけであった。

「…ァンタ…そんなチビ犬の癖に、ぁたしの恋敵張ろぅっての…?」
「えっ!? な、な、な、何がですかぁ!!?;」

いきなり学園長の娘に凄まれて、罪もない可哀想な獣人は耳を伏せると、
ふさふさとした尻尾を足の間に挟んでしまった。



「あれ、って、……あれ?」

迷宮群の一端に不思議な歪みを見つける。
ノデの示唆した方角にライルが目を向けると、ジュールが素早く一行の前に立った。

「気を付けて下さい! ≪門≫は人に害のない世界とつながっているとは限らないし、
守護者と呼ばれる妙なゴーレムが襲って来る可能性もあります!!」

普段のおどおどとした態度とは違う凛とした口調と振る舞いに、
この小さな仔犬は本当に傭兵暮らしをしていたんだと、一行は改めて思い出した。

「大丈夫! 皆さんは僕が守りますっ!!」

小柄な身体に似合わない大振りな2丁の銃を構え出したジュールの頭を撫で、
ノデがゆっくりと進み出る。

「ありがとうジュール君。でも、護衛として雇われたのは、俺だからね。
俺が責任をもって君たちを護るよ」

言うとゆっくりと足を踏み出し、空間の歪みに近づいて行く。

「過剰な熱や冷気は感じない。敵意のある存在も周囲にはいないようだ。
…≪門≫の向こうから…剣戟のような音が聞こえるから、
少し警戒した方が良さそうだけど…。

ちょっと待っててね、シュリンプ・パワー・メイクアップ!!」

ノデが呪文を唱えると同時に首から掛けていた紋章のペンダントが光を放ち、
その体がふわりと浮いたかと思うと次の瞬間には大剣で武装した戦士がそこにいた。
大剣を構え、注意深く≪門≫に向かい前進し始めた、その時。
≪門≫が強く発光して二人の人物を吐き出すと急速に収縮して消えた。

黒い鎧を纏った若い男。
それから桜色の鎧を纏った女。…こちらは少し歳かさらしい。
そして何より女の方は、左胸に深い穴が開いており、夥しい量の血液が溢れ出ていた。

「ッてェ〜…! は、師匠が…ッ!! だ、大丈夫か!?」
「う…っく、…ワーズ…、わたし、は…かはッ…!!」
「師匠ッ!!?」

ちょうど心臓に当たる位置を貫かれ、言葉すら満足に音にならない状態の女を、
男は師匠と呼んで抱き上げた。

「駄目だ、これは…致命傷…か? クソッ! 俺に治癒術が使えれば…!!」
「そ、その人に、これを!!」

言うと同時にノデは手袋の下に着けていた護符を取り出し女の手首に巻き付けた。
瞬間、そこを起点に暖かく眩い光が溢れ、女の全身を包み込む。

「な…! ガキ、師匠に何しやがっ…て、え、その鎧と…紋章…。
ノデの…聖…衣? でも白なんか、見たことない…」
「……。え、っと、俺は正真正銘、ノデの勇者です…が。
えっと…本名をエヴァイス・ヘッタと言って…」
「ヘッタ? 漁師連中にそんな名前のヤツがいたか。
でもお前ェくらいの年のガキは、いなかったような…。
はっ! そ、それより師匠だ、…へっ!?」

男が、腕の中の女を見つめ、間の抜けた声を上げる。
ノデはほっと安堵の息を吐き、「間に合いましたね」と呟いた。

「だ、誰だこの女…! 師匠…? 師匠なのか!?」

腕の中には、健康的な寝息をたてながら、深く眠る若い女…いや、少女。
髪色や血染めの鎧からかろうじて、先ほどの女なのだろうことはわかるが、
その容姿はあまりにも若々し過ぎた。

「友達が、東方の治癒術士さんに貰ったらしい、お守りです。
それを付けている間は、どんな怪我も病気も、表面に現れることはありません。
表面に出ないだけで…治ってるって訳じゃないんですが…。
外見年齢が変わるのは、ちょっとした副作用のようなもので、ええと。
…後で改めて説明します」
「なん…だと? それはアレか? トウヨウノシンピってヤツか?」
「……、…多分…」

実際、ノデもその治癒術士とやらに、直接会った訳ではない。
ライルから簡単な説明を聞いただけである。

「ちょっとまてよ! ということは、師匠は…これを外したら死んじまう、
ってことか!?」
「………。そう、…なります、ね」

言い難そうに告げる声に、「有り得ねぇ」と低く呻く男。
しかし、そうなればまずこの護符を、正式に入手する必要がある。
これを売ってくれと男は持ち掛けたが、差し上げますという言葉で返された。

少女を怪訝そうに護符を眺める男に、一旦待つように言い置いてから、
ノデ…エヴァイスは一行の元に戻った。

「ごめんねライル、貰ったお守り、あの女の人にあげちゃったよ」
「いいんだ、ノデがその必要があると、思ったのなら」
「ん…。あのお守りには今まで、結構助けられて来たけど。
もう俺も、大人と同じくらい手足も長いし、力だってある」
「それに…。目の前の死にそうな人を、放ってはおけなかったんだよね」
「……」

その言葉には返さずに、ノデは頬を染めて軽く頭を掻いた。

「信じて貰えるかわからないけど、あの二人…ノデの勇者…だ。
しかもあの黒い聖衣…」

言って、その≪師匠≫から聖衣を受け継いだ筈の、ライルに向き直る。

「ライル、聖衣はある? きちんと…使える??」
「え? う、うん…」

ノデがペンダントにして身に着けているようにライルもタイピンにして、
聖衣を呼び出す触媒になる紋章を身に付けていた。

「シュリンプ・パワー・メイクアップ!!」

叫びに呼応してこちらからも、黒い鎧が召喚される。

「…うん、使え…そう…」
「そっか…」

ライルは勇者の資質は持っていなかったが、先代勇者に聖衣を貸与されていた。
本来は勇者本人にしか纏えないものだが、先代の聖衣は改造を何度も重ねていたため、
ライルにも着用出来るようにカスタム化されていた。
しかし本来の持ち主でない以上、体に掛かる負担も大きかった。
ゆえにライルは聖衣を身に付ける時間を最低限に抑える必要があった。

「解除するね?」

聖衣を元のタイピンに戻し、ライルはエヴァイスに、もう一歩近付いた。
「黒い聖衣が2つ同時に存在する…なんてことは有り得るの?」
「無い…筈…。でもあの女の人が、黒い鎧の男の人のことを、ワーズって」
「…師匠の、…本名…?」

まさかとは思うが。けれどこの世界では、あり得ない訳じゃない。
空間だけでなく、時間さえ超えることがあるのだ、この≪黄金の門≫とは。

「これは師匠に報告…かな?」
「待って」

その時、黙って様子を見ていたルビィが言葉を挟んだ。

「時間軸の違ぅ同じ存在が出会った時、特殊な干渉力が働ぃて事態を収拾する、
とぃぅ話を聞ぅたことがぁるゎ。
元の世界に戻すとか…そぅぃぅ建設的な収拾ならぃぃけど、
存在の抹消…とかになったら怖ぃじゃん…?」

彼女のいう危険性が、本当にあるのかどうかは、わからない。
けれど何もわからない以上、あらゆる可能性を想定しておいた方がいい。

「じゃあなるべく俺達だけで、解決した方がいいってことか」
「あの人たちを…元の世界とやらに、送り返せばいいの…かな?
調査に関わっているうちに、何かいい方法が見付けられないかな…」

そして彼らは。
≪門≫から現れた男女と共に調査を行い、あわよくば彼らを元の世界に送還する方法を、
探すことにしたのだった。



「調子はどうですか、イルレさん」

意識を取り戻した少女に薬湯を手渡して、ノデはライルの隣に静かに座った。
ライルはまるで医者がそうするように、脈を測ったり瞼の裏の色を見ていた。

「うん、気分が悪いこともないし、頭が痛いこともないよ。
不思議なのは、あれだけ深い傷だったのに、もう跡形もないことかな。
トウヨウノシンピってすごいねぇ!」

けらけらと快活に笑う少女・イルレの隣に立って、ワーズと呼ばれた男は不機嫌そうに、
腕を組んでいた。

「油断してはいけません。貴女の体は先ほども説明した通り…」
「うん、わかってる。心臓がない、…のよね?」

穏やかに、微笑みすら、浮かべながら。薬湯をくいと飲み干し、イルレが頷いた。

「なんだよそれ…」

ワーズはどうしても納得が行かないらしい。ギリギリと奥歯を噛み締めている。

「多分、攻撃を受けた時に、抉り出されたのでしょう。
僕も多少の回復魔法や蘇生魔法は扱えるのですが…。
出来ることは、あくまで『再生』であって、『作成』ではないので…」
「うん。『材料』が無い以上、新しく作り出すことなんて、出来ないよね」

もう覚悟は決まっていたのだろう。戦士として。勇者という名で、戦場に出た時に。
明るい笑顔さえ見せて、イルレは自身の左胸を撫でる。

「それでも有り難いよ。こうして生きて動いてるうちは、あたしはワーズを鍛えられる。
教えきれていない全部の物事を、このヤンチャ坊主に叩き込めるからね!」

 ばしばし、と。ベッドに座った体勢のまま、ワーズの尻を叩くイルレ。

「その、護符ってヤツが、心臓の代わりをしている、って…?」

疑いの眼差しを向けるワーズに頷いてライルが答える。

「正確には『心臓の記憶を代入している』ってところですね。
そこに心臓があって、どういう働きが行われていたか、を…。
他の臓器や脳の記憶から読み取って、『あるものとして』扱うよう支持を送っている、
みたいな感じでしょうか」
「……??」

やはりいまいち、この男の想像の範疇を、超えているようだ。

「いない人をいる人として、扱っているようなものです。
だから、心臓というポンプはそこにないけれど、血管は血を運んでいた記憶を元に動いて、
体中に血液を運んでいる。
内臓壁や血管壁は、簡易的に心臓の輪郭を形作って、血液を漏らさないようにしている」
「へぇ…。偉いねぇ、あたしの体」

イルレは目を丸くする。

「でもそれも護符を付けている間だけ。しかもその護符は負荷が大きいですから、
そのまま付け続けていたとしても…貴女の寿命は常人よりも遥かに短いものとなります」

それもあははと笑い飛ばし。

「何いってんの! どうせ貰い物の命よ、長生きしないなんて贅沢は言わないわ。
でも…そうね、アイツ…アイツは倒しに戻らなきゃならない。
それまで保ってくれたら…、あたしはそれで充分よ」
「ダメだ師匠!」
「いけません!!」

ワーズとライルに同時に反論され、イルレはまたまた目を丸くした。

「人より短い寿命というのは、それでも安静に安全に、生きた場合のことです!
貴女の心臓はいわば幻、少しでも激しく動くすると途端に、消えて無くなります」
「そうだ! 戦いは俺にまかせて、師匠は待っていてくれ!!」
「……大きく出たわねぇワーズ。でもね、アンタにはまだ現場で教えることが、
一杯あるのよ。
その仕事も全う出来ちゃいないのに、隠居なんかさせないでちょうだい」

肩を竦めるイルレの様子に、黙って聞いていたノデが口を開く。

「俺は…、イルレさんの気持ちが、わかる…な。
あっ、大師匠様って読んだ方がいいのかな、すみませんっ!」

あはは、わかるぅ? と、軽く手を振り、イルレでいいよと返す少女。

「例え死ぬって…言われたって、勇者としてやり残した仕事があったりしたら、
やっぱり俺も…戦場に出たくなる。
それが自分の技や意思を継いでくれる、弟子の教育ならなおさらだと思う。
俺はまだ弟子なんか持てるような身分じゃないけどっ…!
いつか、そういう存在を取ることになったら、やっぱり…。
自分の全部を懸けて、知ってることと出来ること、全部教えたいよ」

そうそう、そうなの、それよ! と手を叩くイルレに、
ライルが「でしたら…」と妥協案を提示する。

「指導ならば後方ででも出来るでしょう。
貴女は大斧を振り回す膂力と、女性ならではの小回りが武器のようですが、
出来れば今後は…指導と支援を中心に動いて下さい」
「支援、かぁ。得意じゃないんだけど…、うん…。
…掛かって来る敵から、味方を守るくらいの動きなら、してもいいのよね?」
「防衛ですか? うん…まぁそれなら、積極的に動いて行かないなら…」
「さんきゅ、そっちの方ならちょっとは、役立てそうな気もするわ。
でもワーズ? あたしが戦わないで済むように、先陣を切るのはアンタの仕事よ。
そこの指導は厳しく行くからね!!」

眉を上げて不敵に笑う少女から顔を逸らし、ふてくされたような顔をしてワーズは、
イルレに与えられた寝室からずかずかと出て行った。
posted by 裳本 都桃 at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月17日

【S鯖】10期記念マッカ集合写真にお邪魔させていただきました!!

なんと・・・box様(iD:1pqj)の集合絵に、お邪魔させていただいたのです!
サプライズだったので感激でした。
だって10期記念っていう大きな機会に、仲間入りさせていただいたんです!!

season.jpg


みんなとっても楽しそう!
マッカの赤い夕陽の中で、遠征や週末戦で何度も一緒に戦った方たちと、
仲良く並んでいられるのはとても嬉しいな、って!!
 以下
posted by 裳本 都桃 at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月19日

ついったー130918

えー。英クロのプレイヤーの中でも、身内と呼べる人たちとの交流は、
普段は基本的にツイッターでやってることが多いです。
活発なのは大体、RT系とか診断系とか、タグ系なんですが。
そんな中で本日どこからか流れてきたタグ。

『#うちの子のエロい設定をこっそり』
いやんそんなこと(*ノノ)
 以下
posted by 裳本 都桃 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする